パラオから帰国後、間髪いれずにインドネシアです。
こちらは、フィリピンと同じく、SATREPS プロジェクト “BleCARES” の Kick-off meeting です。
BlueCARES はフィリピン-インドネア-日本の3カ国の共同プロジェクトですので、こちらでもKick-off meeting を行い、プロジェクト目標や役割分担などに関する議論や意見のすり合わせを行いました。
↑灘岡先生によるプロジェクトの説明 ↑北大・仲岡先生の発表の様子
その後、プロジェクトの重点調査サイト候補地の一つ、Nusa Penida を視察しました。
Nusa Penida はバリ島の隣の島で、寺院や伝統的な町並みを残したエキゾチックな雰囲気でした。
まず、マングローブ林を視察しました。淡水の流入が少なく塩分が高いせいか、そこまで大きなマングローブはありませんでしたが、それでも吹通のマングローブよりは大きいです。
その後、沖合いのサンゴ群集や海草群落を視察しました。
潮通しも良く、サンゴも非常に良い状態でした。
ただ、一方で、これだけ魅力的な場所であることから、観光客も多く、それに伴いゴミ問題や観光による環境への負荷も増加していっている様です。
今後の動向に注意が必要です。
なお、ここでもサンゴの白化は見られませんでした。どうやら今年の白化の状況は場所ごとに大きく異なる様です。何が大きく影響しているのか良く分かりませんが、そういった観点からも興味深いです。
中村