卒論発表会(2/14)

相澤くん、出浦くんが卒論発表を行いました。

相澤くんの卒論タイトルは 『海流モデルを用いた海洋生物の島嶼間コネクティビティーの解析 (Inter-island connectivity of marine organisms based on ocean circulation model)』

出浦くんの卒論タイトルは 『造礁サンゴの環境に対する代謝応答と生元素動態の解明 (Metabolic responses to environmental conditions and bioelemental dynamics of hermatypic corals)』 です。(写真撮るの忘れたー(><))

二人とも発表準備では、疲労と願望からか徐々にロジックが崩壊し、空想科学になりかけていて心配しましたが、本番ではきちんと筋の通った話になっていて良かったです。 英語での発表、質疑応答でしたが、落着いて堂々と発表出来ていていました。

発表お疲れ様でした!!

中村

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第19回日本サンゴ礁学会(12/1~4)

那覇で開催された第19回日本サンゴ礁学会に参加してきました。 参加メンバーは、天野くん、相澤くん、出浦くん、私です。 この大会には私はほぼ毎年参加しています。

天野くんは『サンゴ、海草および海藻の代謝応答のモデル化』というタイトルで、

出浦くんは『飼育実験によるサンゴ群体の有機物動態の解明』というタイトルで、

主に瀬底での飼育実験の結果についてポスター発表を行いました。

相澤くんは『海流モデルを用いたオニヒトデの島嶼間コネクティビティーの解明』というタイトルでポスター発表を行いました。これは、regional scale でのオニヒトデの幼生分散を 、全球海洋モデルHYCOMの海流の再解析プロダクトを用いてラグランジュ的に幼生に見立てた粒子の軌跡を追跡するparticle tracking  という数値計算手法によって島嶼間のコネクティビティーを明らかにしようという研究です。

みんなポスターの完成がギリギリで大丈夫かと心配しましたが、何とか良い発表が出来た様でよかったです。

ちなみに私は、『オニヒトデ大発生のメカニズム解明および予測のための陸域―海域―生態系統合モデルシステム』というタイトルで、昨年度に終了した環境省推進費のプロジェクトの成果について口頭発表し、 若手会の自由集会で『サンゴ礁生態系のモデリングと数値シミュレーション』というタイトルで口頭発表を行いました。(が、両方写真を撮るのを忘れた、、、。)

なお、来年度の第20回大会は、11/23~11/26に東工大で開催されます。ご興味のある方はぜひご参加ください!

中村

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インドネシア(9/19~9/23)

パラオから帰国後、間髪いれずにインドネシアです。

こちらは、フィリピンと同じく、SATREPS プロジェクト “BleCARES” の Kick-off meeting です。

BlueCARES はフィリピン-インドネア-日本の3カ国の共同プロジェクトですので、こちらでもKick-off meeting を行い、プロジェクト目標や役割分担などに関する議論や意見のすり合わせを行いました。

↑灘岡先生によるプロジェクトの説明        ↑北大・仲岡先生の発表の様子

その後、プロジェクトの重点調査サイト候補地の一つ、Nusa Penida を視察しました。

Nusa Penida はバリ島の隣の島で、寺院や伝統的な町並みを残したエキゾチックな雰囲気でした。

まず、マングローブ林を視察しました。淡水の流入が少なく塩分が高いせいか、そこまで大きなマングローブはありませんでしたが、それでも吹通のマングローブよりは大きいです。

 

その後、沖合いのサンゴ群集や海草群落を視察しました。

潮通しも良く、サンゴも非常に良い状態でした。

 

ただ、一方で、これだけ魅力的な場所であることから、観光客も多く、それに伴いゴミ問題や観光による環境への負荷も増加していっている様です。

今後の動向に注意が必要です。

 

なお、ここでもサンゴの白化は見られませんでした。どうやら今年の白化の状況は場所ごとに大きく異なる様です。何が大きく影響しているのか良く分かりませんが、そういった観点からも興味深いです。

中村

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