水工系合同セミナー

だんだん夏が近づいて来ましたね~

皆さん体調いかがでしょうか?

 

はじめまして、

元気すぎるニューカマーのうちの一人M1の中山です!

(前記事参照)

 

 

6月9日に8つの水工系の研究室で合同のゼミを行いました。

我らが中村先生は真剣に聴いてらっしゃいます!

(私は食べ物が気になって仕様がなかったです…)

 

中村研からはM1の相澤君と出浦くんがポスター発表を!!

相澤くんのテーマは、

Inter-island connectivity of marine organisms based on ocean circulation model

ギリギリまでポスター製作に励んでいました!

 

出浦くんのテーマは、

Elucidation of metabolic response and bioelement dynamics in hermatypic coral reef

先生からの質問にもしっかり対応していました!

 

 

学期末直後の忙しい中、お二方お疲れ様でした(^^)

私は学部では化学という別分野をやっていたので、

皆さんの研究を知るとてもいい機会でした。

それと同時に、来年はできればこの役を避けたいなぁと(笑)

 

いまだにキャンパスで迷子になる私ですが、

周りを見習って精進していきたいと思います!

第2クオーターも頑張りましょう(*’ω’*)

 

 

中山

 

カテゴリー: 未分類 | コメントする

Welcome Party !!!

はじめまして。新M1の出浦です。

先日、中村研と灘岡研合同の新入生歓迎パーティーが行われました!

前列が新加入のメンバーで、左から白井君、岡本君(灘岡研B4)、大塚さん(灘岡研M1)、中山さん、山田君、そして渡部さん(復帰!!)です。

 

 

まあ写真見てもらえばわかると思うんですが…

ニューカマー元気すぎ!!!!

 
後列とのテンションの差は凄まじいですよね。
もう、なにそのポーズ!?って感じですねー。僕はトゥースのアレンジかと思いましたよ、えぇ。

 
でもまぁ、この新メンバーのエネルギーとイケイケ感は研究室をさらに盛り上げていってくれることは間違いでしょう!期待大です!

 

これで中村研は一気に七名(昨年比+4)の新体制となりました。
フレッシュになったメンバーと共に、気持ちも新たに研究に勤しんで参りたいと思います。

出浦

カテゴリー: 未分類 | コメントする

新メンバー加入!(4/4-5)

新M1として新たに中山さんが、また、新B4として白井くんと山田くんが研究室に加わりました!
これからよろしくお願いします!

相澤くん、出浦くんも入学おめでとう。新M1として引き続きよろしくお願いします!

中村

カテゴリー: 未分類 | コメントする

卒論発表会(2/14)

相澤くん、出浦くんが卒論発表を行いました。

相澤くんの卒論タイトルは
『海流モデルを用いた海洋生物の島嶼間コネクティビティーの解析 (Inter-island connectivity of marine organisms based on ocean circulation model)』

出浦くんの卒論タイトルは
『造礁サンゴの環境に対する代謝応答と生元素動態の解明 (Metabolic responses to environmental conditions and bioelemental dynamics of hermatypic corals)』
です。(写真撮るの忘れたー(><))

二人とも発表準備では、疲労と願望からか徐々にロジックが崩壊し、空想科学になりかけていて心配しましたが、本番ではきちんと筋の通った話になっていて良かったです。
英語での発表、質疑応答でしたが、落着いて堂々と発表出来ていていました。

発表お疲れ様でした!!

中村

カテゴリー: 未分類 | コメントする

第19回日本サンゴ礁学会(12/1~4)

那覇で開催された第19回日本サンゴ礁学会に参加してきました。
参加メンバーは、天野くん、相澤くん、出浦くん、私です。
この大会には私はほぼ毎年参加しています。

天野くんは『サンゴ、海草および海藻の代謝応答のモデル化』というタイトルで、

出浦くんは『飼育実験によるサンゴ群体の有機物動態の解明』というタイトルで、

主に瀬底での飼育実験の結果についてポスター発表を行いました。

相澤くんは『海流モデルを用いたオニヒトデの島嶼間コネクティビティーの解明』というタイトルでポスター発表を行いました。これは、regional scale でのオニヒトデの幼生分散を 、全球海洋モデルHYCOMの海流の再解析プロダクトを用いてラグランジュ的に幼生に見立てた粒子の軌跡を追跡するparticle tracking  という数値計算手法によって島嶼間のコネクティビティーを明らかにしようという研究です。

みんなポスターの完成がギリギリで大丈夫かと心配しましたが、何とか良い発表が出来た様でよかったです。

ちなみに私は、『オニヒトデ大発生のメカニズム解明および予測のための陸域―海域―生態系統合モデルシステム』というタイトルで、昨年度に終了した環境省推進費のプロジェクトの成果について口頭発表し、
若手会の自由集会で『サンゴ礁生態系のモデリングと数値シミュレーション』というタイトルで口頭発表を行いました。(が、両方写真を撮るのを忘れた、、、。)

なお、来年度の第20回大会は、11/23~11/26に東工大で開催されます。ご興味のある方はぜひご参加ください!

中村

カテゴリー: 未分類 | コメントする

インドネシア(9/19~9/23)

パラオから帰国後、間髪いれずにインドネシアです。

こちらは、フィリピンと同じく、SATREPS プロジェクト “BleCARES” の Kick-off meeting です。

BlueCARES はフィリピン-インドネア-日本の3カ国の共同プロジェクトですので、こちらでもKick-off meeting を行い、プロジェクト目標や役割分担などに関する議論や意見のすり合わせを行いました。


↑灘岡先生によるプロジェクトの説明        ↑北大・仲岡先生の発表の様子

その後、プロジェクトの重点調査サイト候補地の一つ、Nusa Penida を視察しました。

Nusa Penida はバリ島の隣の島で、寺院や伝統的な町並みを残したエキゾチックな雰囲気でした。

まず、マングローブ林を視察しました。淡水の流入が少なく塩分が高いせいか、そこまで大きなマングローブはありませんでしたが、それでも吹通のマングローブよりは大きいです。

 

その後、沖合いのサンゴ群集や海草群落を視察しました。


潮通しも良く、サンゴも非常に良い状態でした。

 

ただ、一方で、これだけ魅力的な場所であることから、観光客も多く、それに伴いゴミ問題や観光による環境への負荷も増加していっている様です。

今後の動向に注意が必要です。

 

なお、ここでもサンゴの白化は見られませんでした。どうやら今年の白化の状況は場所ごとに大きく異なる様です。何が大きく影響しているのか良く分かりませんが、そういった観点からも興味深いです。

中村

カテゴリー: BlueCARES, 調査 | コメントする

パラオ(9/13~9/18)

続いて、パラオです。

こちらは、琉球大学の中村崇先生(なんと同姓同名)が代表の別のSATREPSプロジェクトに関する調査になります。

この中で、私は瀬底でもお世話になった栗原先生の調査チームのメンバーになっています。

参加メンバーは栗原さん(琉大)、宮島さん(東大AORI)、渡邉さん(東工大)、本郷くん(琉大)、三村さん(琉大)、岨くん(東邦大)、私です。

さて、これかの有名なパラオ国際サンゴ礁センターです。


飼育水槽も充実しています。             ↑後ろでなぜかウキウキしている栗原さん。

さすがパラオ!サンゴの活きが良い!美しい!!

←これぞパラオといった風景。

ここは、栗原さん自慢の酸性化サイトです。非常に閉鎖的な海域で、恐らく有機物の分解とサンゴの石灰化によるアルカリ度の低下によって、酸性化したものと思われます。

ただ、不思議なことに酸性化した環境にも関わらずサンゴが健在でした。


↑酸性化サイトのサンゴ群集。           ↑パラオクサビライシも健在です。

不思議なサンゴ群集で、興味は尽きません。


↑そして、おなじみの採水風景。

いや~、パラオっていいですね!

そういえばパラオのサンゴも全くと言って良いほど白化していませんでした。

中村

カテゴリー: 調査 | コメントする

フィリピン(9/5~9/9)

さて、ここからは怒涛の海外出張が続きます。

まずはフィリピン!
来年度から、灘岡先生が代表のSATREPSプロジェクト、
“Comprehensive Assessment and Conservation of Blue CARbon Ecosystem and their Services in the Coral Triangle”
略して “BlueCARES” というオシャレなタイトルの大型プロジェクトが本格始動します。

今回は、そのカウンターパートであるフィリピン大学ディリマン校に赴き、Kick-off meetingに参加してきました。

まずは、灘岡先生によるプロジェクトの概要説明。

続いてFortes先生のよるフィリピンでの活動計画などが説明され、プロジェクトの最終目標などが議論されました。

 

 

 

 

その後、プロジェクトの重点調査サイト候補地である、コロン島を視察しました。こういうキレイな海はテンションがあがります!

がしかし、水中カメラの充電器を忘れてくるという大失態をやらかしてしまい、バッテリー切れでコロン島の海の様子を撮影することができませんでした、、、。残念!

そういえば、沖縄であれほど騒がれていたサンゴの白化現象ですが、こちらのコロンではサンゴ白化はあまり観察されませんでした。不思議です。

中村

カテゴリー: BlueCARES, 調査 | コメントする

琉球大学 熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設(8/24~9/9)

サンゴの飼育実験をするために、沖縄本島の瀬底島にある、琉球大学 熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設の栗原研究室のラボに行ってきました。

メンバーは、天野くん、出浦くん、私です。
良いところですね~。海が近くにある環境はうらやましい。

天野くんは石垣調査からの連続参加。そして、出浦くんは今回が初参加です。
ということで、無駄に、調査の厳しさを伝えるために、遠泳したり、コンクリートブロックを持って泳いだりしました。このような経験が、いざというとき身を守ることにつながるのです(キリッ!

 

 

 

 

 

←素潜りの練習中

初めは、水中でうまくハンマーを扱えなかった出浦くんも、だんだんと水中作業が上手になってきました。

これも修行の成果!

 

 

石垣でもそうでしたが、瀬底でもサンゴの白化はかなり深刻な状況になっていました。

次に、備瀬に行って海草のサンプリングを行いました。

 

備瀬でも、サンゴの白化が深刻で、あまり白化しないだろうと勝手に思っていたユビエダハマサンゴが見事に白化していました。

 

 

サンプリングしたサンゴや海草、海藻の、様々な環境下での代謝応答を測るために、これらを実験室に持ち帰って、代謝の測定実験を行いました。下がその飼育実験装置です。海水の循環装置などは、栗原研のラボの設備を使わせて頂きました。

サンゴなどの一日あたりの光合成速度、石灰化速度、栄養塩の取り込み速度、粘液放出速度などを測るため、ひとたび実験を始めると、24時間ぶっ通しの採水作業になります。

 

↓明け方には、おかしなテンションになっていました。頭大丈夫?

私はその後フィリピン出張が控えていたので9/2まででしたが、学生2人は半狂乱状態になりながらも9/9まで残って実験をがんばっていました。
栗原先生には実験設備を快く使わせて頂き、感謝感謝です。
実験お疲れ様。良いデータが取れるといいですね。

中村

カテゴリー: 実験, 調査 | コメントする

石垣観測(8/15~8/24)

今年度も灘岡研と共同で、恒例の石垣観測に行ってきました。中村研からの参加メンバーは天野くんと私です。

恒例の定期メンテナンスや、最近力を入れて観測している、名蔵湾に観測機器を設置してきました。

白保沖の定期メンテナンスの様子(写真左)。波高計を設置しています。

東大AORIのAlexは最近注目度が増してきた Mesophotic zone のサンゴの研究をしています。
ダブルタンクを背負って 水温計を設置しに40 m 以上の水深へダイブ!とても真似できません、、。(写真右)
僕はシングルタンクなので中層に留まり上から様子を見ていました、、。

天野くん(上)と江川くん(左)が海底の岩場に測器(水温計)を設置しているところ。

二人とも潜水作業が板についてきて、なんとも頼もしい限りです。

 

 

ご存知のように、2016年は異常な高水温によるサンゴの白化現象が各地て観察されています。
名蔵湾も例外ではなく、下の写真のようにほとんどのサンゴが白化していました、、。

マングローバーの二人に連れられて、吹通マングローブへ測器の設置にも行ってきました。
ここは、T倉氏が過去に蜂に襲われ乳首を刺されるというミラクルをやってのけた曰く付きの場所です。くわばらくわばら。

 

白保の白化の様子も確認してきました。

下がその様子です。やはり今年の高水温はかなり深刻なレベルな様で、白保のスギノキミドリイシは7割ぐらいは白化していました。

回復すれば良いですが、かなり心配な状況です。

中村

カテゴリー: 調査 | コメントする